朝、調子よく仕事を始めたのに、午後にはやる気がうせてしまう。
そして、なかなか仕事をスタートすることができない。
午後になると、
- 検討しなくてはいけないこと
- 結論を出さなくてはいけないこと
があるのに、疲れてしまったようで、上手く思考ができない。
仕事をやっているのなら、こんな場面はしばしばありますよね。
これって、あなたの
- やる気
- 集中力
の問題ではなく、仕事のやり方に問題があるのかもしれません。
実は、やる気や集中力を持続するためのカンタンな方法があるんです。
それがポモドーロテクニックです。
脳は疲れる
脳は筋肉と同じように疲れるんです。
「今日は調子がいい」と気分よく仕事を始めた。
「よし、今日は一気に●●までやってしまおう。」と仕事にダッシュをかける。
そうやって仕事をしていると、お昼も近くなって、少し疲れも感じてきた。
でも、もうひと踏ん張りと力を込めて午前中を乗り切る。
そして、昼休みが終わって、午後に仕事をスタートしようとすると、
- 肩口あたりから重い
- 頭に薄い霧がかかったよう
な感じがする。
うまく、仕事のスタートが切れない・・・
午前中は、やる気にあふれていたのに、午後からグダグダになってしまった。
ということがあるのではないでしょうか。
それって、脳の疲れが原因の一つなんです。
一気に、疲れてしまうところまで脳を使ってしまうと、なかなか復活できないことがあるんです。
ポモドーロテクニックはこんな方におススメ
仕事の開始時はやる気があったのに、
- 午前中の後半からやる気がなくなってきた
- 午後の仕事が上手くスタートできない
というようなことがよく起こる方に、ポモドーロテクニックはおススメです。
もし、仕事のスタートからやる気が出ないというのなら、あなたの
- 仕事の内容
- 仕事場の人間関係
- 仕事以外の大きな悩み
に問題があるかもしれないので、ポモドーロテクニックでは対応できないかもしれません。
ポモドーロテクニックとは
ポモドーロテクニックのやり方は、以下のようなもの。
ステップ1:実行するタスクを決める。
ステップ2:タイマーを25分に設定。
ステップ3:タイマーが鳴るまでタスクを行う。
ステップ4:タイマーが鳴ったら作業を終了し、「今日やること」シートにチェックマークを付ける。
ステップ5:5分間の休憩を取る(その際、深呼吸したり、瞑想したり、コーヒーを飲むなど、仕事とはまったく関係のないことをして「脳」を休ませる)。
ステップ6:ポモドーロを4回した後に長い休憩(20〜30分)を取る(次のポモドーロで新しいタスクができるように完全に「脳」を休ませる)。
ポモドーロ・テクニック:世界が実践する時間管理術はこうして生まれた より引用しました
たったこれだけ。
ポモドーロテクニックのキモは「疲れないうちに休む」ことです。
私のポモドーロテクニック実践方法
参考に、私のポモドーロテクニックの実践方法を紹介します。
一日の予定を30分単位に分けて計画します。
つまり、「25分の作業+5分の休憩」という単位。
そして、これを4回繰り返したら、30分の休憩。
まぁ、ここまでは、ポモドーロテクニックの実践方法をなぞっただけですね。
ポモドーロテクニックの休憩時間に何をやるのかが大事
大事なのはポモドーロテクニックにおける休憩の内容です。
5分休憩にはYoutube等を参考にこんなことをしています。
・ラジオ体操
・有酸素運動
・筋トレ
等々で、なるべく運動などで、身体を動かすようにしています。
30分休憩では、
- 仮眠
- 瞑想
をしています。
脳を休めるには寝てしまうのがいい方法の一つですね。
30分の仮眠なら、だるくなるようなことはありません。
仮眠前にコーヒーを飲むのもコツの一つです。
コーヒーなどのカフェインは飲んでから30分後くらいに効いてきます。
フリーランスの方なら、こんなフリーダムな休憩をとるのが可能ですから、積極的に休んで欲しいと思います。
5分休憩というと、ネットニュースやYoutube、雑誌などを読もうと考える方は多いんじゃないでしょうか。
しかし、
これらは仕事と同じ脳の部分。
仕事と同じ目のピント
を使うことになるでしょう。
ですから、休憩と言っても仕事で使う部分を疲れさせてしまい、休憩にならない場合が多いんです。
サラリーマンの方は、なかなかこのようなフリーダムな休憩をとることができないということもあるでしょう。
だったら、
5分休憩なら、机に伏せって目を閉じているのも
それも、周りを気にしてやりにくいのなら、5分位トイレにこもったりするのも
ありですね。
30分休憩では、屋上で風景を見たり、散歩なんかもいいんじゃないでしょうか。
仕事はキリのいいところまで、それともすっぱり休憩する
25分のタイマーが鳴った時には、仕事はキリのいいところまでつづけるか、それともすっぱり休憩するのか、どちらがいいでしょうか?
個人的には、仕事が途中でも、すっぱり休憩に入るのがおススメです。
私の経験上、中途半端に仕事を終わらすと、仕事の再開がカンタンになります。
休憩後に仕事の新しい段階に進むって、ちょっと多めのエネルギーが必要。
中途半端な状態なら、中断前からの延長だから、意外と仕事の再開のエネルギーは小さいものです。
思い立ったことを忘れてしまうかもしれない、という心配があるときは、ちょっとしたメモだけ残して、仕事を中断すればいいのです。
だらだらと仕事を続けて、脳を疲れさせてはポモドーロテクニックを使っている意味がありません。
飲み物やおやつは仕事中に切れないように、休み時間で補充
飲み物やおやつは仕事中に切れないようにしておくことがポイント。
仕事中に、コーヒーやお茶などを飲む方は多いでしょう。
おやつを食べながら、仕事をする方もいるかもしれません。
ダイエット的にはちょっと感心しませんが。
そんな方は、休憩時間にちゃんと補充しておきましょう。
仕事に集中していても、無意識でお茶やおやつに手が伸びます。
そんなときに、お茶やおやつが切れていると、そこで集中力が途切れてしまいます。
そこで、お茶を淹れに行くなんてダメですよ。
25分は我慢しましょう。
しかし、ガマンしないで25分の間、集中力を持続する方がもっと大事です。
仕事が中断されたら
25分の作業中に、電話などで仕事が中断されたら、その時点でタイマーを止めてしまいましょう。
そして、用事がすんだら5分休んで、仕事の再開です。
この辺りは、あまり神経質にならずに、気楽にやっていきましょう。
時間配分の注意
ポモドーロテクニックは、基本「25分の仕事、5分の休憩」と収まりの良い時間になっています。
しかし、そうそう「仕事と休憩合わせて30分ピッタリ」とはいきません。
一日のスケジュールをきっちり消化する場合には、予備時間枠を作る必要があります。
「25分の仕事、5分の休憩」からはみ出した時間を予備時間枠で調整。
そして、スケジュールがグダグダにならないようにするのが、コツです。
なぜ「トマト」なのか
ポモドーロテクニックのことをググると、トマトの画像がたくさん出てきます。
これは、発案者がトマト型のタイマーを使って、25分という時間を発見したからということらしいです。
ポモドーロテクニックの書籍を読めば、そこら辺の詳細がわかるでしょう。
ポモドーロテクニックの発案者に興味がある方はこちらです。
ちなみに、私は書籍を読んでいません。
最後に
仕事中に脳の疲れを感じてしまう方には、ポモドーロテクニックを試してほしいと思います。
ポモドーロテクニックを使えば、
- 脳の稼働時間が増えて、仕事の効率がアップします。
- 仕事面に関して充実した一日がおくれて、日々の満足感がアップします。
- オリジナリティのある成果物が増えるので、収入がアップする可能性が増えます。
サラリーマンの方は、会議や周りの目などあるので、ポモドーロテクニックは使いにくいかもしれません。
しかし、フリーランスの方は、時間の使い方に自由度があると思います。
フリーランスの方には、よりポモドーロテクニックが有効なので、使ってほしいと思います。