『戦略図鑑』/ネットビジネスを営むフリーランスに役立つ戦略を探す

戦略 フリーランス生活

ネットビジネスを営むフリーランスにも戦略があっていいと思う!

大きな企業には戦略があります。

なぜ、なぜ戦略があるのでしょうか?

それは、

  • 会社を大きくする
  • 会社を長く存続する
  • 社会に貢献する
  • 従業員の満足度を高める

等々を実現しやすくなるとの理由でしょう。

同様に、ネットビジネスを営むフリーランスにだって

  • 収益を伸ばしたい
  • 長く安定したビジネスを継続したい
  • 人の役に立ちたい
  • 豊かになって幸せになりたい

ということを少しでも効率的に、早く叶えたいという願望があります。

だったら、企業と同じように、戦略があることがビジネスを進めるうえで有利になるでしょう。

そこで、多くの実績のある戦略が紹介されている『戦略図鑑』から、ネットビジネスを営むフリーランスに役に立ちそうな戦略を探ってみました。

戦略を立てることにより、迷い少なく、フリーランスの事業を発展できる可能性が広がるはずです。

ところで、「戦略」って何だ?

戦略

「戦略」といいましたが、「戦略」の意味をちゃんと定義しておかないといけませんね。

『戦略図鑑』から引用します。

・何らかの成功法則

・さらに言うと、追いかけるべき指標

私なりに、言い換えると、

「こういう風に(フリーランス)ビジネスを運営していけば、上手いこと展開するという方針」

という風に、考えていいんじゃないかなと。

『戦略図鑑』の概要

『戦略図鑑』は「人類3000年の叡智」の中のいろいろな戦略を紹介したビジネス書。

過去の人が考えた、または過去の人の行動を分析した様々な成功法則が載っています。

多くの戦略の中から、自分にマッチした戦略を見つけることが可能。

すでに、実績のある戦略なんですから、上手に利用すれば、あなたのフリーランス事業を、発展・安定できることができるんじゃないかと。

ということで『戦略図鑑』を手に取り、ブログ記事にしました。

『戦略図鑑』の一部を紹介したこの記事は、どんな人におススメか

考える
  • フリーランスでネットビジネスを営んでいるが、なかなか立ち上がらない方。
  • フリーランスでネットビジネスを営んでいるが、ネットビジネスの成長が鈍化していると感じている方
  • 成功した先輩フリーランスのアドバイスに振り回されている感じのする方
神谷
神谷

特に、③の方は、「戦略サファリ」の部分が、とっても参考になるんじゃないかと思います。

ネットビジネスを営むフリーランスに役に立つ戦略の紹介

では、『戦略図鑑』から、ネットビジネスを営むフリーランスに役立ちそうな戦略を紹介します。

ブルー・オーシャン戦略

ブルーオーシャン

競争の激しい市場でくたくたになりながら頑張るよりも、誰も手を付けていない市場でラクラク稼ごう。

「取り除く」「増やす」「減らす(削る)」「付け加える(チョイ足し)」の4つの変化を製品・サービスにもたらすことで、既存顧客とは違う消費者を引き付けることができる。

ブルー・オーシャン戦略は有名ですよね。

しかし、

誰も参入していない市場を見つけるなんてムリなんじゃない。

という声が聞こえてきそうです。

確かに、ブルー・オーシャンを見つけるのは簡単ではありません。

しかし、ブルーオーシャンは、全く未知の場所にあるわけではありません。

今やっていることをちょっとひねって、あなたなりのブルーオーシャンを見つけることが可能です。

ブルー・オーシャン戦略で有名なのは「QBハウス」。

従来の床屋ビジネスから、

  • シャンプー
  • 髭剃り

を削って、短時間・低価格を実現したら、そこに顧客が殺到しました。

世の中の多くの男性は、そうそう髪型に多くの興味を持ちません。

ある程度、見苦しくなければいいと思っている人が多いんです。

だから、今、あなたが得意としているものをちょっとひねってビジネスとして展開することを考えてみてください。

新しいビジネスが展開するかもしれません。

ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略

心理的アクセス

「価格」

「サービス」

「アクセス」

「商品」

「経験価値」

に焦点を絞り、1つで支配的(5点)、もう一つで差別化(4点)、あとの3つで業界水準を達成するように設計すべし。

全部の点で最高点をとるのは不可能だから、力の入れるところは絞る、という戦略。

フリーランスは、一人で仕事をするのだから、集中と選択は避けて通れません。

さらに、ネットビジネスをやるフリーランスで「ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略」に注目したいのは、「アクセス」

「アクセス」は物理的なモノではなく、心理的アクセスです。

対象(ペルソナ)を絞って、その人たちの心に寄り添うようなコンテンツを作っていけば、ネットビジネスでは有利に展開できるはずです。

「テンセント」の戦略

模倣

後発でも、勝てる戦略、「超越式模倣」

ネットビジネスにおいて、模倣は多く使われる手法です。

どこかの有力サイトをコピペするのだはダメだけど、考え方・構成を模倣するのは上手なやり方。

  • 対象となる商品や、サービスが違えばいい。
  • テーマが違えば、ブログの構成は売れているサイトと同じにしていい。
  • テーマを同じにして、まったく違う構成でサイトを構築してもいい。

模倣をして、

  • より高い情報の質
  • 豊富な情報量
  • 読みやすい表現・サイトデザイン

を実現すれば、後発でも十分勝負できます。

戦略サファリ

P

戦略は大きく、「5つのP」に分類できるというのですね。

それは、

  • プラン(Plan):計画(精密な計画を立てて事業を始める)
  • パターン(Pattern):成功の繰り返し(いろいろ試して成果の出るものを見つける)
  • ポジション(Position):市場で有利なポジションを確保する(シェア争いが一つの例かな)
  • パースペクティブ(Persective):予測(仮説&検証かな)
  • プロイ(Ploy):策略

ネットビジネスで成功した先人が、ブログやYoutubeでアドバイスしてくれますが、上記の5つのPを知っていることによって、

「この人の戦略は、プランで語っているんだな。」

「この人の戦略は、パターンで語っているんだな。」

というようなことがわかります。

この「5つのP」を知ることによって、いろいろな人が進める戦略に振り回されることがなくなります。

そして、自分の戦略にブレがなくなり、より目標が達成しやすくなるでしょう。

神谷
神谷

パターン的な戦略をとってビジネスをしている人が、プラン的な戦略を聞くと、「自分は準備不足で行動しているんじゃないかと」不安になることがあります。(私の実体験です。)

「知識創造企業」の戦略

探求

定期的に、企業の外にある現実に触れて、体験から発送を飛躍させること。

そして、計画的に過去の成功体験から離れること。

ビジネスが上手くいっているときには、その他の情報を遮断しがち。

特にフリーランスでは、引きこもってしまうとそんなことになりやすい。

そして、その情報の遮断が習慣化してしまうと、ビジネスが傾いてきても、近視眼的な対策しか取れません。

私は、ある程度ドロップシッピングという形態のビジネスが軌道に乗っていたんです。

そして、あまりドロップシッピング以外の情報にアクセスしませんでした。

ドロップシッピングの収益が落ちたとき、ドロップシッピングの範囲内で、収益を挽回しようと足掻いているうちに、株式会社もしもがドロップシッピングから撤退。

「知識創造企業」的な戦略があれば、ドロップシッピングが上手くいっていた時にも、計画的にいろいろなネットビジネスにアクセスしていたはず。

株式会社もしもがドロップシッピングから撤退する前から準備ができたでしょうね。

ピーター・F・ドラッガーの戦略

チョイス

何を行うべきか、やめるべきかは、「業績をもたらす領域」「コスト構造分析」「マーケティング分析」「知識分析」の分析でわかる。

ビジネスをやっていると「何か新しいことをやらなくては」というところに目が行きがちだが、フリーランスはリソースが少ないんだから、「今何を止めるべきか」を先に分析する必要があると思うんです。

リソースに余裕が持てたところで、新しいことを始めるべきでしょう。

  • 「業績をもたらす領域」
  • 「コスト構造分析」
  • 「マーケティング分析」
  • 「知識分析」

なんて、企業が考えることなんじゃない、と思われるかもしれません。

しかし、これは難しい言葉を使っているだけで、簡単な言葉でいうと、

  • 「稼げることは何か?」
  • 「費用対効果がいいのは何か?」
  • 「想定されるお客さんはどんな人たちか?」
  • 「自分にできることは何か?」

ということなので、フリーランスでもしっかり考えるべきですね。

最後に

戦略

漠然とビジネスをしていると、時代の流れが変わったとき、流されるままにビジネスが崩壊していく危険性があると思います。

戦略を知れば、

  • ビジネスを発展させやすくなります。
  • ビジネスの崩壊を食い止めることができます。
  • 一つのビジネスが終わるまえに、他のビジネスの準備ができます。

戦略のビジネス書って、難しそうでとても読む気にならないかもしれませんね。

ということで、『戦略図鑑』は、さまざまなビジネスの戦略を知るのに大変役に立ちました。

もっと深堀したくなった戦略があれば、その戦略の専門書読めばいいのだから便利です(ちゃんと引用元も載っているので)。

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