フリーランスの人が学習をするなら学習の5段階を強く意識しよう

スキルを得る フリーランス生活
今、持っているスキルを伸ばす。

今、持っているスキルが通用しなくなった時に備えて、新しいスキルを得る。

それを、自らやらなければいけないところが、フリーランスの厳しいところ。

だから、フリーランス生活は、常に学習です。

神谷
神谷

学習とは、インプットとアウトプットの循環です。

フリーランスがスキル情報をインプットするとしたら、

  • 本(雑誌も含む)
  • ネット
  • セミナー

そして、アウトプットをしながら、学習を続け、スキルを身に着けるということになるでしょう。

そして、スキルを身に着けるために学習するのはいいのですが、今一つ、スキルを身に着けることができないと感じることが多いんじゃないでしょうか。

それで、気ばっかりが焦ってしまう。

フリーランスには限らないのですが、スキルを身に着けるにあたって学習するには、

『学習の5段階』

を意識すると、スキルを身に着けやすくなります。

学習の5段階とは

『学習の5段階』とは、NLP(Neuro Linguistic Programing:神経言語プログラミング)の用語。

簡単に言うと、

「学習のレベルを5段階に分けて、習得状況を表す」

ということです。

今、自分が学習のどの段階にいるかということを意識しながら学習すると、そのスキルを自分のものにしやすいんですね。

では、各段階はどのよう状態であるかということを説明します。

学習の第1段階 無意識的無能

学習の第1段階

学習の第1段階は、「無意識的無能」と呼ばれます。

例えば、あなたは初めてコーヒーを飲みました。

苦みはありますが、何とも惹かれる味です。

そして、あなたは

「このコーヒーはどうやって作るのだろう」

と疑問に思います。

当然、あなたは、コーヒーの淹れ方を知りません。

この時、コーヒーの淹れ方に関して、あなたは学習の第1段階である。

つまり、「何にも知らない状態」ということです。

学習の第2段階 「意識的無能」

学習の第2段階

学習の第2段階は「意識的無能」と呼ばれます。

コーヒーを飲んだあなたは、どうやってコーヒーを作るか喫茶店のマスターに尋ねました。

そうするとマスターは、コーヒー豆をミルにかけて、ネルドリップの実演をあなたの前で見せてくれることに。

あなたは、「なるほど、コーヒーはそうやって作るんだ」と納得しました。

この段階のあなたは、コーヒーの淹れ方に関して学習の第2段階ということになります。

コーヒーの淹れ方を知ることはできたけど、自分では淹れることができません。

多くの人が何か学ぶと、この学習の第2段階で止まっています。

あるスキルを身に着けようと、本を読む。

その本には、分かりやすくあなたの求めるスキルの解説が書いてあります。

その本を読み終わった人は、

「あ~、いいことを知ったな。これで、このスキルを取得できるかもしれない。」

と思って、そこで本を閉じて、時が経つ。

そのスキルのことは知っているけど、

  • 使うまでには至らない。
  • 必要な時にそのスキルを行使することができない。

そんな感じです。

学習の第3段階 「意識的有能」

学習の第三段階

学習の第3段階は「意識的有能」と言われます。

コーヒーにすごく興味が出てきたあなたは、美味しいコーヒーの淹れ方という本を手に入れ、コーヒーミルやドリップなどのコーヒーを淹れる道具の一式をそろえました。

焙煎したコーヒー豆を売っている店を探し、そして実際にコーヒーを自宅で淹れて、楽しむようになりました。

この段階のあなたは、コーヒーの淹れ方に関して学習の第3段階ということになります。

コーヒーの淹れ方を学び、コーヒーを入れるのに必要な道具もそろえて、本の説明のとおりにコーヒーを入れれば、そこそこ美味しいコーヒーを淹れらます。

しかし、コーヒーの本がないと、まだコーヒーを淹れるのに不安なのと、どうしても手際が悪く時間がかかります。

このレベルになると、そのスキルを初級・中級当たりの程度で身に着けた、という感じです。

スキルは使えはするけど、とっさの時に使えない。

スキルを使う場面で、その使い方の一部を忘れてしまう。

という感じです。

ここまでくると、あと一歩なんですが、ここで安心して学習を止めてしまう人も多い。

また、そのスキルの必要性がなくなって、中途半端で終わらせてしまう人も。

なんとも、もったいないレベルがこの学習の第3段階です。

学習の第4段階 「無意識的有能」

学習の第4段階

学習の第4段階は「無意識的有能」と呼ばれます。

あなたは、コーヒーを自分で淹れて飲むのが習慣になり、もう本がなくても美味しいコーヒーを淹れられるようになりました。

また、道具があれば、友達の家でもコーヒーを淹れられます。

この段階のあなたは、コーヒーの淹れ方に関して学習の第4段階ということになります。

もう自分の頭の中で段取りを考えなくても、手が動きます。

とっさの時にもそのスキルが使えるようになっています。

ここに至るまでには、学習の第3段階の「意識的有能」のレベルで、学習を繰り返さなくてはいけません。

この繰り返しができず、挫折する人が多いところ。

スキルを自分のもにするには、反復学習が必要なことをこの「学習の5段階」の考え方は教えてくれます。

学習の5段階 「無意識的有能と意識的有能」

学習の5段階

学習の5段階は「無意識的有能と意識的有能」と言われます。

ちょっと難解な言葉ですね。

簡単に言うと、「教えられるくらいにスキルを学習した状態」でしょう。

あなたは、コーヒーを淹れるスキルを磨き続け、その方法をYoutubeで配信しました。

あなたのYoutubeには、多くの人がチャンネル登録しています。

そして、あなたはその動画による広告費を得たのでした。

先にも書いたように、学習の5段階は「人に教えられる位、さらに自分なりの技もあみだしているしているレベル」。

こうなると、あなたのスキルを学びたいという人たちが現れ、あなたのスキルはお金になるようになります。

フリーランスの目指すところ

フリーランスへ

フリーランスで稼ぐなら、第5段階になるようなスキルを一つ以上欲しいところ。

学習の5段階を意識して、しっかりスキルを身に着けるべきですね。

そして、学習の5段階を得たスキルをサポートするためのスキルを学習の4段階以上まで高める。

例えば、家具のネットショップを作るのなら、

第5段階レベルにするスキルは

  • 家具の知識
  • インテリアコーディネートスキル
  • カラーコーディネートスキル

第5段階レベルのスキルをサポートする、第4段階レベルのスキルは、

  • ライティングスキル
  • Webマーケティング
  • オンラインショップ作成技術
  • 商品仕入れスキル
  • 写真や動画撮影の技術

といったところでしょうか。

神谷
神谷

第4段階のスキルに関しては「外注する」という手段もありますね。

しっかりメインのスキルと、それをサポートするスキルを身に着けるのに、学習の5段階の考え方は使えます。

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