フリーランスにとってマインドマップは強力な武器になります。
私自身、マインドマップ無しではフリーランスの仕事を続けていけないというほどになっています。
フリーランスになって、実感したことがありました。
「ビジネスの最初から最後までのプロセスを知っている」
ということと、
「ビジネスの最初から最後までのプロセスを自分でできる。」
ということには雲泥の差がある。
ということ。
サラリーマン時代は、会社のプロジェクトの一部分を担っていたわけです。
自分としては、自分の仕事の上流工程も、下流工程もちゃんと知ったうえで仕事をしていたので、フリーランスの仕事の規模なら、上流、中流、下流工程とちゃんとこなせると思っていたんですけど。
そして、その問題点の解決の助けになったのが、
『マインドマップ』
でした。
この記事はこんなことを考えているフリーランスにおススメ
仕事を立案から実践までを上手に設計したい。
仕事を効率的に処理したい(時間を短縮したい)。
仕事の品質を上げたい。
仕事を定期的に俯瞰的に見直したい。
マインドマップはこんなポイントで役に立つ
マインドマップは、こんなところで役に立ちます。
自分の仕事を俯瞰したい
仕事の概要からTODOまでの落とし込みをやりたい
実践する仕事を構想図を作りたい
では、一つ一つ詳細に見ていきましょう。
自分のリソースを俯瞰して確認したい
自分のリソースを発掘して、明確化して、それを俯瞰して、ビジネスのネタを検討するのにマインドマップを使えます。
フリーランスは、自分のリソースを使って商売します。
[st-kaiwa1]リソースとは、「知識、経験、お金、人脈、持っている資料」など、「自分が仕事に有用なモノすべて」という意味です。[/st-kaiwa1]
ビジネスネタを考えるとき
1.自分のリソースをひとつひとつ掘り起こす。
2.マインドマップにリソースをのブランチとして書き出す。
3.明確になったあなたのリソースを俯瞰する。
というプロセスをへると、ビジネスネタをいろいろ構想し、創り出していくことができます。
その一枚のマインドマップがあることで、自分ができるビジネスが明確に。
フリーランスだったら、まずここから始めるのがいいんじゃないかと思います。
リソースのマインドマップのサンプルです。
リソースというと、「スキル」面を強調しそうですが、その他にもあなたにはたくさんのリソースがあります。
特に、のめり込んだ「趣味」は、リソースになります。
知り合いに、オンラインゲームにはまり込んで、裏技や攻略方法をブログにしたら、あっという間にアクセスが集まって、マネタイズできたという例があります。
また、上記の図の経験は、仕事関連の経験ばかりですが、
・交通事故にあって、補償問題に苦労した
・大きな借金をして、その返済を完遂した
なんて、経験もビジネスにつながることがあるので、マインドマップに書き出してみると面白いです。
ビジネスを概要からTODOまでの落とし込みをやりたい
サラリーマン時代は、会社のビジネスの一部分を担当していたと思います。
担当した工程は詳細に知ってはいても、担当した工程の上流や下流の工程は概要くらいしかわからないでしょう。
しかし、フリーランスになれば、サラリーマン時代とは仕事の規模は違うにせよ、仕事の上流から下流までを全部一人でやらなくてはいけません。
そんなとき、ビジネス全体を俯瞰するためのツールとしてマインドマップが有効なんです。
サンプルとして、アフィリエイトのをどのように展開していくマインドマップを作ってみました。
マインドマップを作ると、そのビジネスの概要から、実際に何をやらなくてはいけないかというTODOまで、図に表すことができます。
分からないところは、空白にしておけばいいのです。
分かるところ、出来るところがわかりやすく、仕事のスタートアップがしやすい。
さらに、不足しているモノもすぐにわかって、それを補強しやすくなります。
マインドマップが細かくなりすぎたら、TODOリストと組み合わせて使えば、いいんです。
個々の仕事の構想をしたい
個々の詳細な仕事もマインドマップを使って、細分化すると仕事がやりやすくなります。
例えば、ブログ記事を作るときにもマインドマップは大変重宝します。
おススメは、ブログ記事を作るためのテンプレートをマインドマップで作っておくこと。
後は、テンプレートに従って、ブログ気にの内容を埋めていく。
マインドマップで、ブログ記事を設計すると、記事全体を図でとらえることができます。
だから、書きたいこと、書けることから、記事の作っていきやすくなります。
書きやすいところから、設計できるので
・記事作成の効率も良くなる
・論理に破綻を防ぎやすくなる
といったメリットがあるんです。
私が、ブログ記事を作るときのテンプレートのマインドマップはこんな感じです。
これのおかげで、ブログ記事の書く速度が速くなり、さらにわかりやすくなりました。
マインドマップの学び方
[st-kaiwa3]マインドマップを学びたいのですが、どんな本がいいですか?[/st-kaiwa3]
という疑問も多くあるでしょう。
私のおすすめはこちら、
おススメの一番のポイントは、
「超薄い本」
というところ。
実は10年以上前に、マインドマップの考案者のトニー・プサン氏の書いた『マインドマップ』を読みました。
読み終わった後の感想は、
「マインドマップなんて、面倒くさくて使えんよ。」
でした。
いろいろ、「ああやれ」「こうやれ」ということが多かったのですね。
当時は、マインドマップ作成ツールも高かったし。
絵心がなかったので「カラフルに、全体にたくさんイメージを使うこと。」というのも、諦めた大きなポイントでした。
しかし、最近分かったことは、
「マインドマップってどう使っても自由」
ということ。
自分の使いたいように使えばいいのがマインドマップ。
だから、
「マインドマップってどんなもの?」
という、最低限のことがわかればいいんです。
最低限の使い方の例を見て、あとは実際に使うこと。
そして、優秀な無料ツールもあります。
『マインドマップ超入門』を読んだら、すぐにマインドマップを自由に使ってみましょう。
マインドマップツール
マインドマップツールを紹介します。
私には、絵心がない。
私は、作成したマインドマップをブラッシュアップしたい。
ということで私は、マインドマップを書くときにはツール派です。
無料で使えるマインドマップツール2つをご紹介。
です。
今は、XMINDの無料版を使っています。
ClickChartsの魅力は
・絵が自由自在に入れられる。
・ブランチとブランチをつなぐときの自由度が高い
XMindの魅力は、
・文字が入力しやすい
・ブランチの配置をXMindがやってくれるので楽
ClickChartsの使いにくいところは、
・文字が入力しづらい
XMindの使いにくいところは
・ブランチの配置に自由度がない
・絵を入れるためには有料版が必要
というところです。
ビジュアル的にマインドマップをとらえたい時には、ClickCharts。
論理的な設計に使いたい時には、XMindなんじゃないかと思います。
最後に
フリーランスは、効率よく仕事をするために、常に自分自身で仕事の効率化を考え続けなければいけません。
だから、マインドマップはとてもフリーランスの仕事の効率化に貢献します。
マインドマップを仕事に導入すれば、
・自分のリソースに気付きやすくなり、仕事の幅が広がり、チャンスが多くなります。
・仕事を俯瞰的にとらえやすくなり、仕事の効率がアップします。
・作業を効率的に進めやすくなり、作業が早くかつ高品質になります。
会社だと改善案や効率化について、他の誰かがやってくれることも多いでしょう。
だから、自分で仕事の効率化をするという意識に欠けてしまうことがあるんです。
マインドマップのようなツールを積極的に使って、仕事の効率化を積極的に取り組まないとあっという間に時間ばかりが過ぎてしまいますね。